なぜ能力が低い人ほど自分を過大評価してしまうのか。ダニング=グルーガー効果
みなさんこんにちは。
さぴおです。
みなさんの周りには能力がないのに自分はできる人だと自分のことを過大評価してしまう厄介な方はいませんか。
例えば・・・
*仕事ができない人ほど自分のことを棚に上げて説教をする
*気が利かない人ほど気が利かない人のことを責める
*できもしないのになぜか自信に満ちている
*全くモテない男性ほど女性に対して厳しい
実は能力が低い人ほど自分のことを過大評価してしまい、能力がある人ほど自分のことを過小評価してしまう傾向にあると言われています。
ダニング=グルーガー効果
これはダニング=グルーガー効果と呼ばれており、能力が低い人は自分の能力が低いことも理解ができないと言われています。
ダニング=クルーガー効果はこれを発見したダニング博士とグルーガー博士にちなんでつけられたものです。
博士らは、この現象を次のように説明しています。
1、能力の低い人は自分のレベルを正しく評価できない。
2、能力の低い人は他人のスキルも正しく評価できない。
3、だから、能力の低い人は自分を過大評価する。
4、その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自分自身の能力の欠如を認識できる。
ダニング=クルーガー効果を説明すると「あ、当てはまる上司がいる!」とか「あ、当てはまる部下がいる!」と答えてくれる人がたくさんいます。
ただ、それが自分自身に当てはまると答えてくれる人はほとんどいないのです。
この効果の面白いところは多くの人は、自分自身が該当するかもしれないという可能性を考えず、自分を棚に上げて、他人を例に探し始めるというところです。
しかし、自分自身がこの理論に該当するかもしれないことを忘れてはいけません。
もしかすると上司や部下の能力はとても低いのかもしれません。
ただ、自分自身のことにも目を向けてみてください。
自分自身は・・・?
自分自身には改善すべき点はないだろうか。
自分には短所はないのだろうか。と。
他人のマイナス点ばかり見て自分のマイナス点が見えていないのであればまさにあなたはあなたが厄介と思っている人そのものです。
他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられるという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
変えられるのは自分自身と未来のみです。
もしあなたが他人のマイナス点ばかりに目がいってしまうようでしたらまずは自分のマイナス点を見るようにしてください。
自分に目を向けると成長できる部分がたくさん見つかります。
そうすれば今よりもきっといい人生を送ることができると思いますよ。
さぴお